あなたは営業マンに相手にされていますか

2018.09.15

あなたは営業マンに相手にされていますか

住宅会社の営業マンは家づくりの大切なパートナーになります。

どんな営業マンと出会うかで家づくりも変わってきます。

そんな営業マンとの出会いは結構重要なことです。

営業マンとの出会い

営業マンとの出会い

あなたは、マイホームが欲しいと思ったら、住宅会社の展示場や現場見学会、セミナー等に行くでしょう。

そして、自分たちの夢描くマイホームの実現に向けて、期待して行きます。

でも、ちょっと躊躇する気持ちあると思います。

それは、展示場に行くと営業マンにしつこく勧められそうで、なんだか嫌だな、と考えるからです。

実際に展示場に行くとどうでしょうか。

以前は、名簿を取られて、毎日のように営業マンが押しかけてくる、という事も珍しくはありませんでした。

展示場は、営業のためのものですから、当然ですね。

営業マンは契約を取るのが仕事です。

契約という目的のために営業マンは接客します。

仮に、この人は絶対に家を建てないと判断したら近寄って来ません。

無駄な活動になりますからね。

家は安い買い物ではありませんから、買いたくても買えない人もいるという事です。

闇雲に営業するわけではありません。

では、住宅会社の営業マンはお客様と会った時に何を知ろうとしているのでしょうか。

それを知るためには、まず、家を持ちたいと思った時何が必要でしょうか?

また、家を持つための条件は何でしょうか?

私は次の3つが最低条件だと思います。

  • 建築の意思
  • 土地
  • 資金

本気の家づくり

本気の家づくり

当然のことと言えば当然のことですが、家を建てたい、又は持ちたいという意思ですね。

ただこれは、あなただけのことではなく、あなたの家族を含めてです。

夫婦の間で意見が違えば話は前に進みません。

家族の誰かが反対していたら、そもそも家づくりが楽しくないばかりか、トラブルの原因になったりします。

親の家を取り壊す場合でも、おじいちゃんやおばあちゃんが反対すれば、難しくなってきます。

理想は家族全員が同じ気持ちで家づくりに進めることですが、実際はどうしても温度差がでてきます。

住宅会社との契約が終われば、家族全員の意思とは別に住宅会社の方でどんどん話を進めていきます。

その途中で家族の意見が違ってきたら大変ですね。

ですから、営業マンは家族全員の意思を確認しようとします。

どこに建てますか

どこに建てますか

次には土地です。

家を建てたいと思えば、家を建てる土地が必要になります。

元々持っている土地、田や畑、古い家の建て替え等土地があるか確認します。

そしてその土地がどのような土地か調査をするために場所の確認もします。

土地がなければ土地から探すことになりますので、注文住宅専門の営業マンであれば分譲担当の営業マンと交代するか、不動産屋を紹介されるかもしれません。

家づくりの中で土地から探して家を建てるのが一番難しい方法です。

それは、土地を探す、家を建てる。

この2つの作業が必要になります。

最重要の資金計画

最重要の資金計画

最後が資金です。

どんなに家が欲しくて、土地があってもお金がなければ家を建てることはできません。

そのために、年収と自己資金に充当できる貯金、または、ご両親からの資金援助が可能かどうかなどを知ろうとします。

また、車のローンなどの借入金があるかどうかも営業マンは気にします。

その内容によっては住宅ローンが借りられないこともありますので、営業マンは聞きたがります。

自己資金がいくらあるのか、親からの資金援助はあるか、住宅ローンでいくらまでなら借りられるか、これがわからなければ家づくり全体の資金計画が立てられません。

最後に

このように住宅会社営業マンは色々な情報を得ようとします。

例え雑談の中からでもヒントを得ようとします。

どんなに家づくりをしたくても、そのための条件が揃わないと前には進みません。

営業マンは、それを考えます。

そして家を建てられる可能性があれば営業活動を始めます。

そうでなければ、ネックの解消の可能性を考えます。

夫婦で、意見が合わなければ調整のお手伝いもします。

土地が無ければ、土地探しのお手伝いもします。

でも、資金がなければどうしようもありません。

ですから、本気で家を建てる気持ちがあって信用できる営業マンであれば正直に話して相談にのってもらっても良いことです。

家づくりは良い営業マンとの出会いから始まります。

住宅展示場やイベントに参加するのは、信用できそうな営業マンに出会うのが目的です。

そのためには、あなた自身が営業マンから信用される人でいることも大事です。

お客だからという態度では良い営業マンは近づいてはきません。

住宅建築コーディネーター 黒﨑博司